MEOは無料で対策可能!おすすめのサービスと無料・有料ツールを解説
MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップやローカル検索で自店舗を上位表示させるための施策です。
飲食店・美容室・整体院など地域密着型のビジネスにとっては、来店数や問い合わせ増加に直結する集客方法として注目されています.
このMEO対策ですが、無料で実施できるのでしょうか。結論からいうとMEO対策は、無料でも十分に実施できます。
本記事では、無料で実施できるMEO対策の進め方に加え、無料と有料を含めたおすすめのツール、あわせて活用しやすいMEO対策サービスについても解説していきます。
MEO対策とは?地域集客における重要性
MEO対策とは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を活用し、地図検索やローカルパックでの上位表示を目指す施策です。
SEOとの違いは、通常の検索順位ではなく、地域名+業種(例:「渋谷 カフェ」)などのローカルキーワードで表示される点です。
MEO対策が効果的な業種
・飲食店、カフェ、居酒屋
・美容室、ネイルサロン、エステサロン
・整体院、整骨院、歯科クリニック
・不動産、学習塾、ジム など
これらの業種は、Googleマップ上での検索流入が来店数や問い合わせに直結するため、対策の効果が出やすい傾向があります。
関連記事:【成功事例付】飲食店がMEO対策を行うメリット・デメリットと対策方法とは?
MEO対策は無料で実施できる
MEO対策を実施していくにあたって、その中心となるのがGoogleビジネスプロフィールです。Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供する無料ツールで、実店舗や施設の情報を登録しておくことで、関連するキーワードで検索された際に登録情報が表示されます。
たとえば、下記の画像のように、店舗名や所在地、メニュー画像などが表示されます。
例)表示される店舗情報(パソコン)
(出典:Googleマップ 地図データ©2021)
そして、このGoogleビジネスプロフィールは、無料で全ての機能を利用できます。
Googleビジネスプロフィールだけでも基本的なMEO対策は実施できるため、「MEO対策は無料で実施できる」と言い切れるのです。
MEO対策を無料で行う際の手順
Googleビジネスプロフィールを利用して、無料でMEO対策を進める方法ですが、まずは基本情報の整備と継続運用が重要です。日々の発信や口コミ対応など、地道な運用の積み重ねが上位表示につながります。
店舗の業種やエリアの実情に合わせ、必要な項目を追加していきましょう。
具体的な手順を、大きく3つのステップに分けて解説していきます。
ステップ1.Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールを利用するには、アカウントの登録が必要です。Googleのアカウントを持っていれば、誰でも登録が可能です。
アカウントを登録したら、名称・住所・電話番号(NAP)、営業時間、カテゴリ、Webサイト、予約リンクなどの基本情報を設定します。この際、重複や表記ゆれ(例:全角/半角、住所表記)があると検索結果に不利になるため、統一ルールで管理しましょう。
また、写真やメニュー、支払い方法などの属性を丁寧に入れることで、地域の検索ニーズと一致しやすくなります。
なお、Googleビジネスプロフィールへの登録については、以下の記事で詳細を解説していますので参考にしてください。
【図解】Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録方法、メリットやオーナー確認の方法を理解する
ステップ2.ビジネスプロフィールを充実させる
次に、ビジネスプロフィールを充実させていきます。ビジネスプロフィールとは、Googleビジネスプロフィールに登録できる店舗情報の総称です。
たとえば、料理や店舗内の高解像度写真をアップし、メニューや商品・サービスの説明、価格帯やこだわり、衛生対応などの具体的な強みをわかりやすく記載します。
カテゴリの最適化(主カテゴリ+適切な副カテゴリ)とサービス/メニュー登録、FAQ(よくある質問)の充実も有効です。
複数店舗を保有している場合は店舗ごとの情報を揃え、共通テンプレートで抜け漏れを防ぎましょう(自社基準のチェックリスト運用がおすすめ)。
魅力的な情報が充実しているほど、検索ユーザーの目を惹き付けることができます。
ステップ3. 継続的な投稿と口コミ対応
Googleビジネスプロフィールでは、継続的にコンテンツを投稿することが大切です。定期的に更新されるアカウントをGoogleが評価する傾向があるためです。
新メニューの紹介や割引、キャンペーンの案内といった情報発信は、積極的に実施していきましょう。また、口コミへの丁寧な返信も来店前の不安解消に役立ちます。
ステップ4. 計測と改善
検索表示回数、通話、ルート検索、Webサイト遷移、来店率などをKPIに設定。競合の表示状況と比較しながら、写真更新やカテゴリ見直し、投稿テーマの最適化を行います(比較と計測のサイクルが重要)。
MEO対策を有料で実施するには?
また、社内だけでは運用が難しい・工数が足りないなど、無料運用に限界を感じる場合は、専門事業者によるMEO運用代行サービスや有料ツールの導入を検討する選択肢もあります。
MEO対策に関する豊富な知識と経験をもとに、MEOの戦略設計から初期設定、投稿・口コミ対応、順位の計測とレポートまで一気通貫で支援を受けられるため、複数店舗や競合が多いエリアでも高い成果が期待できます。
導入する際には料金やサポート範囲、実績を比較し、自社の目的と体制、予算に合うプランを選びましょう。
なお、MEO対策サービスや専門業者の選び方については、以下のページで詳細を解説しておりますので、あわせてご確認ください。
MEO対策の費用相場と選び方
- 無料施策:Google公式ツール利用で初期費用0円
- 有料施策:ツール利用+運用代行で月額1〜5万円が相場
- 選び方のポイント:
1.対象地域での競合数
2.内製対応できるか否か
3.目標期間(短期の集客強化か、長期の運用最適化か)
MEO対策の無料・有料ツール
MEO対策を進めていくにあたっては、ツールの活用が欠かせません。作業や業務の負担を大幅に軽減してくれるためです。
そこで、MEO対策で活用できるツールを、無料と有料を含めて紹介していきます。
また、MEOツールに関しては以下の記事でも詳しく解説しているので併せてご覧ください。
店舗オーナー必見!MEO順位チェックツールの特徴やメリットを徹底解説
Googleビジネスプロフィール
まずは、先程も紹介したGoogleビジネスプロフィールです。MEO対策に取り組んでいる企業で、「利用していない企業はない」といえるほど有名で優れたツールです。
店舗情報を発信するだけでなく、メッセージや口コミといった顧客とコミュニケーションが取れる機能も備わっています。
なお、Googleビジネスプロフィールを使うことのメリットについては、以下のページで詳細を解説していますので、あわせてご確認ください。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のメリットを解説!店舗集客や売上アップに繋がる理由
キーワードプランナー
キーワードプランナーは、Google広告(Google AdSense)にアカウント登録することで、無料で利用できるツールです。
特定のキーワードを入力すれば、そのキーワードが月間で何回ほど検索されているかを調べることができます。
たとえば、下記の画像のように、指定したキーワードの検索ボリュームを確認できるのです。
例)キーワードプランナーでの調査結果
MEO対策では、検索ニーズのあるキーワードでコンテンツや情報発信を実施していくのがポイントです。そこで、キーワードに検索ニーズがあるのかを調べるときに、このキーワードプランナーを使うのです。
なお、Google広告へのアカウント登録は、下記のページから実施できます。
Google広告(Google AdSense)
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
ツールという訳ではありませんが、InstagramなどのSNSを活用することも、MEO対策の大きな手助けとなります。
たとえば、X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなどで店舗情報を発信していれば、Google検索の結果に表示されることもあります。
SNSやブログなどの様々な媒体で情報を発信することで、店舗の認知度も高まるためMEO対策にも効果があるのです。多くのSNSは無料で利用できるため、積極的に活用しましょう。
なお、SNSやブログなどで店舗情報を発信することをMEOの外部対策、またはサイテーションと呼ばれることもあります。
Hoshi torn(ホシトルン)
Googleマップの検索結果には、店舗情報と一緒に口コミの件数や評価(星の数)も表示されます。表示される口コミは、Googleビジネスプロフィールに投稿された口コミであり、件数や評価はMEO対策の成果に大きく影響します。
そのため、口コミの件数を増やしたり評価を改善したりする努力が求められます。
そこで有効な手段が、口コミの管理ツールを活用する方法です。弊社が提供する「Hoshi torn(ホシトルン)」は、Googleビジネスプロフィール専用の口コミ管理ツールです。
口コミの件数や平均スコアなどを、一元的に管理することができます。他店舗の口コミ状況もひと目で確認できるため、経営者の負担軽減に繋がります。
また、口コミの内容に登場する頻出ワードや共起表現を抽出して、グラフ化を行います。下記の画像のように、ダッシュボード画面から確認ができるため、全体の把握に役立ちます。
さらに、口コミへの半自動返信機能も備わっているため、お客様への返信漏れを防ぐことも可能です。口コミ対応に関する店舗スタッフの負担を、大幅に削減できる有料ツールなのです。
口コミ管理ツール「Hoshi torn(ホシトルン)」の詳細は、以下のページからご確認ください。
Location Connect
MEO対策の進捗や成果の状況を確認するには、狙ったキーワードが検索の上位に表示されているかを確認するのが一番です。ただ、毎回のようにキーワードを手入力で検索して、順位を確認していくのは効率的ではありません。
そこで役に立つのが、弊社が提供する「Location Connect」です。Googleマップの検索順位をキーワードごとに常時測定できるため、簡単に順位チェックを実施できます。
「Location Connect」の詳細は、以下のページよりご確認ください。
→店舗事業者向け複合型クラウドサービス「Location Connect」
MEO対策の成果をあげるには
確かにMEO対策は無料で実施できますが、狙ったエリアや業種で上位表示を安定させるには「情報鮮度」「口コミ量と質」「一貫したKPI運用」「計測→改善の継続」が鍵です。
複数店舗の場合は、本部の基準(カテゴリ・写真・説明文・属性)を定め、各種更新の運用ルールを整えると効果が出やすくなります。
・地域の検索意図に合う情報(価格・こだわり・予約方法)を具体的に記載
・口コミの量と質を高める導線(QR設置・店頭案内)
・NAPの統一(名称・住所・電話番号を全媒体で一致)
・計測→分析→見直しのサイクルを定着化
このサイクルを続けることで、来店につながる変化が着実に表れます。Google検索の仕組みやマーケティングの知識が必要なため、確実に成果をあげたい場合は、プランやサポートの手厚い外部サービスの導入も検討しましょう。
弊社の「MEO対策サービス」は、お客様に代わってMEO対策を実施し、Googleマップ経由での来店数アップを実現するサービスです。
具体的な導入事例も公開しておりますので、サービス内容とあわせて以下のページからご確認ください。
MEO無料施策のポイント
MEO対策は、無料でも十分に成果を出すことが可能です。
ただし、継続的な運用と改善が欠かせません。ここでは、無料施策を最大限活かすための4つのポイントを紹介します。
継続的に情報発信を行う
定期的に店舗の情報を発信することで、オンラインにおける知名度を高めることができます。店舗の知名度が高いほど、上位に表示されやすくなるため、最低でも月1回は投稿を行い、店舗のイベント情報や新商品、キャンペーンなどを発信しましょう。
Googleビジネスプロフィールだけではなく、SNSやブログでも発信しましょう。SNSには「いいね!」や「リツイート」のような情報の拡散に役立つ機能が充実しているため、知名度を高めるには有効な手段となります。
頻繁な更新は、ユーザーに「営業中」「活発に運営されている」という安心感を与え、来店意欲を高めます。
口コミの件数を増やす
口コミ管理ツールの紹介の際にも解説したとおり、口コミの件数や評価(星の数)はMEO対策に大きく影響します。お客様に口コミを投稿してもらえるような工夫をしましょう。
たとえば、口コミ投稿のページに繋がるQRコードを作成して、レシートや店内のポップ、ポスターなどに掲載しておけば、口コミ件数の増加が期待できるでしょう。
また、投稿された口コミには、必ず返信を行いましょう。高評価には感謝を、低評価には改善策を示すことで、ユーザーからの信頼度が向上します。
なお、具体的な口コミの増やし方に関しては、以下のページで解説しておりますので、あわせてご確認ください。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の口コミの増やし方、ポイントと注意点
Googleビジネスプロフィールの運用
MEO対策の中心となるのが、無料ツールとして紹介したGoogleビジネスプロフィールです。このGoogleビジネスプロフィールを適切に運用していくことが、MEO対策の成功の鍵を握っているといっても良いでしょう。
Googleビジネスプロフィールには、MEO対策に役立つ機能が数多く備わっています。その反面、これらの機能を使いこなすのは簡単ではありません。ある程度の運用経験がないと、適切に運用するのは困難でしょう。
長期的な視点にたってGoogleビジネスプロフィールを運用していくことが、MEO対策を成功させる大きなポイントとなります。
関連記事:MEOの分析方法とは?上位表示の仕組みやインサイト機能についてを解説
効果測定の習慣化
施策の効果を数値で把握することは、改善の出発点です。
無料で使えるGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを活用し、検索順位・アクセス数・問い合わせ件数を定期的に確認・分析しましょう。
データに基づいて投稿内容やキーワードを見直すことで、効率的な改善が可能になります。
MEO対策のよくある質問(FAQ)
Q1.反映までどれくらいかかりますか?
既存ページの更新では、概ね2週間〜2ヶ月で順位の変化が表れます。検索結果への反映には一定の時間が必要です。
Q2.公開後にまず何をすべきですか?
Googleサーチコンソールの「URL検査」でインデックス申請を行い、優先的にクロールされる状態を作ります。順位の反応が出るまでは大きな改変は不要です。
Q3.どのくらいの頻度で更新すれば良いですか?
順位が上がったら再度診断し、必要に応じてタグやコンテンツを微調整します。安定後は高頻度更新は不要で、情報が古くなった場合や順位低下時に調整すれば十分です。
まとめ
MEO対策は、無料でも十分に集客効果を発揮できる施策です。
ただし、競合が多い地域や早期成果を求める場合は、有料ツールや運用代行を組み合わせることで上位表示の確率が高まります。
地域名+業種の上位表示を目指し、継続的な運用で店舗集客を最大化しましょう。
MEO運用の適任者がいない企業様へ
Googleビジネスプロフィールの運用は、専任の担当者を設けるなどして、長期的に計画していくべきです。しかし、少人数で経営する企業などにとっては、人的なリソースが問題となるでしょう。
そのような企業にお勧めするのが、Googleビジネスプロフィールの運用を専門業者に任せてしまう方法です。有料のMEO対策サービスと同様に、アウトソースするのです。
弊社の「Googleビジネスプロフィール運用サービス」は、運用の適任者がいない企業に代わって、Googleビジネスプロフィールの全運用を代行するサービスです。
7,000店以上もの店舗集客に携わってきた経験をもとに、Googleビジネスプロフィールを適切に運用し、Googleマップ経由での来店数アップを実現します。
「Googleビジネスプロフィール運用サービス」の詳細は、以下のページからご確認ください。
→『Googleビジネスプロフィール運用サービス』をチェック
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