間借り形式の飲食店の認知・来店促進の成功事例!吉野家ホールディングスが運営する間借りマッチングプラットフォーム「シェアレストラン」のGoogleマップ活用法
株式会社吉野家ホールディングスの子会社である株式会社シェアレストラン様に間借り店舗のGoogleマップ活用法についてお話をお伺いしました。
お話を伺った方
株式会社シェアレストラン 代表取締役 武重準氏(株式会社吉野家ホールディングスグループ)
株式会社エフェクチュアル カスタマーサクセス部 マネージャー 金田佑太朗 (聞き手 広報担当 藤井)
トピック
- 飲食店開業者のチャレンジを支援したい、シェアレストランの想い
- 間借り形式の飲食店運営でも効果覿面。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用
- 開業3ヶ月で平均レビュー4.2!今までリーチしなかった顧客層の獲得、間借りカレー「極哩」
- シェアレストラン×Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の可能性
飲食店開業者のチャレンジを支援したい、シェアレストランの想い
武重氏:株式会社シェアレストランでは、間借りマッチングプラットフォーム「シェアレストラン」を運営しており、2020年11月から2021年4月までの期間、新宿駅西口小田急エース南館にて期間限定の間借りカレー店を出店しました。
話題のカフェやレストランなどを定期的に間借り形式で誘致することで場所を貸す側、借りる側、双方にとってメリットの高い取り組みとなります。
このような取り組みにより、飲食業界におけるシェアリングエコノミーの更なる普及を目指しています。
飲食業は開業希望者の多い業界である一方、実際に開業したのは16%程度です。この乖離は、資金不足や失敗時のリスクが主な原因です。
また、飲食業は参入障壁は低いが競争が激しいため、融資を受けて出店しても事業が軌道にのらなかった場合、その投資の大きさから再挑戦することが困難です。
独創的なアイデアを持った開業希望者がたった一度の失敗で、立ち直ることができない…。私達はこの飲食業の今の在り方を変えたいと思い、シェアレストランを始めました。
間借り形式の飲食店運営でも効果覿面。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用
藤井:今回Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)運用サービスを導入して効果はいかがでしたか?
武重氏:運用開始から短期間ではありますが、非常に大きな効果を感じることができたので導入して良かったと思っています。間借りですと、せいぜい1〜2年程の営業となります。
正直なところ最初は、Googleマップの効果がイメージできず力を入れていませんでした。主にはTwitterやInstagramなどのSNSに注力していました。
今回の導入で、感じることや得られた効果もあったので非常に勉強になりました!
武重氏:そうですね。長い方で5年くらい利用している方もいらっしゃるのですが、あくまでも独立開業へのステップとしての利用が多いので、シェアレストランの利用はだいたい1〜2年ですね。
藤井:期間限定店舗やポップアップだと、場所が分かりづらいケースが多いですよね。また、間借りの場合、元々の店舗があるので更にお店がどこか見つけるのが難しい印象です。
加えて普通の店舗より口コミを得にくい傾向にあるので、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を予め運用し口コミを投稿できる箱を用意しておくことや位置情報をしっかり発信することが重要に思います。
目的の場所に向かう道中、口コミを見たりもできるので、シェアレストランとGoogleマップの相性は良さそうですよね。
TwitterやInstagramなどのSNS、Googleマップなど飲食店に推奨している使い分けはありますか?
武重氏:これまではTwitterやInstagramなどのSNSを運用するように促進していたのですが、Googleマップも開業希望者の方にはマストで運用するようにお伝えするべきだと感じました。
そもそも間借りですとGoogleマップ運用ができないと思っている方が多いのですが、今回の導入で、間借り店舗でもしっかりGoogleマップを運用できることや大きな効果があることが分かりましたので、積極的に運用を促進していきたいと思っています。
開業3ヶ月で平均レビュー4.2!今までリーチしなかった顧客層の獲得、
間借りカレー「極哩」
今回、「極哩」というカレー屋さんが新宿・小田急エース南館のシェアレストラン実店舗にて営業していたのですが、そもそもこの店主が元DJ、且つ本格的にスパイスカレーを追求している独創的なカレー屋さんでした。
このような背景から、「極哩」の来店はInstagram経由のお客様が多く、繋がっているお客様もカレーマニアや音楽関係の方などがメインでした。
しかし、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の運用をしたことで今までとは異なる層のお客様も来店してくださるようになり、客層が広がったという声をいただいています。
藤井:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の効果に加え、新宿という立地も今回の結果に繋がっているんでしょうね。
今回は、来店してくださった方に口コミ投稿を促し、3ヶ月間で11件の口コミが集まったということですが、店舗の方もGoogleマップの口コミの重要性を理解して取り組まれていたのでしょうか?
平均レビューも4.2と非常に良い数値ですよね。
藤井:SNSもマメに返されるってすごいですね。結構パワーが必要ですよね。
武重氏:そうですね。中々営業中には返信できないので、営業後に一生懸命対応していらっしゃいました。
藤井:飲食業界ですと、今までは営業が忙しくてSNS運用や口コミ対応の優先順位が低くなっているお店が多かった印象です。
新型コロナウイルスの影響で飲食業界も大きな打撃を受けているという状況の中、SNS運用や口コミ対応など、今できることに真摯に対応することの大切さや、この状況下にお客様がいらっしゃってくれることへ喜びなど、感じることにも変化があったのでしょうか。
武重氏:はい、大きな変化があったと思います。
藤井:別の店舗では、緊急事態宣言下でテイクアウトに関するGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の投稿を増やしたことで、テイクアウトに関する投稿の閲覧数が2・3倍に増加したと伺っています。
武重氏:これも非常に良い効果が出ていました。元々テイクアウトを行っておらず、極哩さんのようにSNSからのユーザーが多い店舗でした。Googleマップでテイクアウトに関する投稿をすることで、これまでとは異なる層へのリーチができたと感じています。
シェアレストラン×Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の可能性
藤井:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の開設で約13,000ユーザーにシェアレストランの情報をリーチできたことや、極哩さんの成功事例は飲食店を開業する方への強い後押しになると思います。シェアレストランの今後の構想などがあれば教えてください。
武重氏:複数のグルメサイトで掲載していただいているのですが、シェアレストランという業態では上手く活用ができず、効果を出すのが難しい状態でした。
一方でSNSとの相性が良く効果が分かりやすいため、TwitterやInstagram運用に注力していました。
今回のGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の導入で、間借りでも効果があることやGoogleマップならではの発信ができることが分かったのでSNS同様、もしくはそれ以上の可能性があると感じています。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のアカウント発行を促進するような内容もメルマガ等で配信していきたいですね。
今後はSNSだけではなく積極的にGoogleマップも活用していきたいです。
金田:我々も是非、シェアレストランのユーザー様向けのGoogleマップ活用法など、コンテンツを一緒に作っていければと思っています。
今回は株式会社吉野家ホールディングスの子会社である株式会社シェアレストラン様に間借り店舗のGoogleマップ活用法についてお話をお伺いしました。店舗のマーケティング活動に是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
シェアレストランマガジンでは、間借りの活用ノウハウや間借りの卒業インタビューなどを掲載しています。是非ご覧ください。
シェアレストランマガジン:https://share-restaurant.jp/
(株式会社吉野家ホールディングスグループ)
事業内容:間借りのマッチングサイト
所在地:〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町36番2号
Daiwaリバーゲート18階(受付北ウイング20階)
TEL:03-5651-8800
HP:https://share-restaurant.biz/company/