最終更新日 2024.09.20
企業では、顧客とのコミュニケーションや自社サービス・商品の宣伝といった目的からX(旧Twitter)の公式アカウントを運営しているケースも多いのではないでしょうか。
インターネットの普及により多くの利用者がいるため効果的なマーケティング手法となりうる一方で、乗っ取りによるリスクもあります。
乗っ取りにより不適切な投稿や情報漏洩などの危険性があり企業の信用を失うことにもなりかねないため事前にリスクを認識し、対策しておくことが重要です。
この記事では、乗っ取りを確認する方法や対処法、防止策について紹介します。
なお、X(旧Twitter)の乗っ取りによる問題投稿をすぐに気付けるようにしたい方は、WEBモニタリングツールをご利用ください。
X(旧Twitter)の乗っ取りを確認する方法
アカウントが乗っ取られていないか確認する方法として以下の3つを紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
ログインできるか確認する
まずはX(旧Twitter)のアカウントにログインできるかを確認しましょう。
乗っ取り被害にあっている場合は、パスワードを変更されている可能性が高いためです。正しいパスワードを入力しているのにログインできない場合は、X(旧Twitter)の乗っ取りの可能性があります。
不明な操作がないか確認する
自分が行った覚えのない投稿やフォロー、フォロー解除、DM送信といった操作がないか確認しましょう。
ログインができた場合でも、アカウントが乗っ取られている可能性があるため、不審な活動がないか注意が必要です。
特に、身に覚えのない投稿が頻繁に行われている場合は、乗っ取り被害の疑いが強まります。
X(旧Twitter)からの通知を確認する
登録しているメールアドレスに、X(旧Twitter)から乗っ取りに関する通知やパスワード変更に関するメールが届いていないか確認しましょう。
自分がログインしていないにもかかわらず、新しい端末からのログイン通知が届いた場合は、乗っ取られている可能性が高いです。
また、パスワード変更通知が届いた場合も、乗っ取りによってパスワードが変更された可能性が考えられ、これも被害を確認する際の重要な手がかりとなります。
X(旧Twitter)を乗っ取られた場合の対処法
実際に乗っ取り被害にあってしまった場合は被害を拡大させないためにも早急に対応することが求められます。
具体的な対処法は以下の2点です。
上記それぞれについて詳細に説明します。
X(旧Twitter)のパスワードを変更する
いつ乗っ取り犯によってパスワードを変更されるか分からないため、直ちにパスワードを変更しましょう。ログインできる場合は、パスワードのリセット設定をおこなうことでパスワードを変更することができます。
乗っ取りによりメールアドレスなどの登録情報が変更されログインできない場合は、ヘルプセンターへの問い合わせが必要です。
アプリ連携の設定を解除する
乗っ取りによって不正な投稿がされている場合、連携アプリが原因となっている可能性があります。
このような場合、アプリ連携の管理画面から不要なアプリの許可を取り消すことで、無断で行われる投稿を止めることができます。
自身で操作していない投稿が続いている場合は、まず連携アプリの設定を確認し、必要に応じて権限を解除することが有効です。
X(旧Twitter)の乗っ取りの防止策
X(旧Twitter)の乗っ取りを防止するためにも事前に対策を進めておくことが大切です。乗っ取りを防止する方法として以下を紹介します。
それぞれ詳細に解説します。
パスワードを強化する
まず第一に不正ログインを防止するためには、パスワードを特定されないことが重要になります。推測されない複雑なパスワードを作るために以下の4点に注意しましょう。
他のSNSアカウントと連携しない
X(旧Twitter)の乗っ取りの原因の一つに、アプリ連携が挙げられます。
アプリ連携を行うことで勝手なツイートを投稿され、タイムラインに身に覚えのない広告などが並んでしまいます。
また、アカウント連携を行っていたことで、X(旧Twitter)でSNSで乗っ取りが発生した際に、他のSNSも乗っ取られてしまう可能性があるため、被害を拡大させないためにもアカウント連携は行わない方が良いでしょう。
2要素認証を行う
2要素認証を導入することで、セキュリティが大幅に強化されます。
2要素認証では、ログイン時に要求される情報が増えるため、たとえパスワードが漏洩しても、不正アクセスを防ぎやすくなります。
具体的には、通常のパスワードに加え「ショートメール」「認証アプリ」「セキュリティキー」の3つから追加認証の方法を選ぶことができます。
不審なリンクに気をつける
不審なリンクからログイン情報を抜き取られる場合もあります。
メールで「パスワード変更のお知らせ」などよくありそうなタイトルでURLを添付し、パスワードの入力を促すことで情報を抜き取られ、アカウントを乗っ取られた事例が多くあります。
送信元をよく確認し、インスタ(Instagram)からではないメールのリンクに注意しましょう。
X(旧Twitter)の乗っ取りで起こる問題事象
乗っ取り被害に遭った場合に起こりうる事象やリスクを把握しておくことが大切です。
乗っ取られた場合に発生する事象の例として以下を紹介します。
ログインできなくなる
X(旧Twitter)の乗っ取りによりパスワードを変更されている場合、アカウントにログインできなくなります。
ログインするためにはパスワードを変更するか、メールアドレス含めリセットするかの手続きが必要になります。メールアドレスを変更されている場合は、X(旧Twitter)の運営への報告が必要になるため、アカウントを取り戻すまでに時間がかかります。
意図しない投稿がなされる
乗っ取り犯により、意図しない不適切な投稿が行われる可能性があります。
これまでのアカウントの投稿内容とは関係ない広告や詐欺の内容が投稿されたり、反対にこれまでの投稿が全部削除されたりする可能性があります。
特に企業の公式アカウントの場合は、不適切な投稿により信用が失われる可能性があるため注意が必要です。
情報漏洩のリスクがある
乗っ取られた場合、DMなどアカウント運営者しか閲覧できない内容を見られる恐れがあります。
フォロワーの個人情報や会社の事業に関する情報などを含む機密情報が取得・公開され、情報漏洩のリスクがあります。
フォロワー減少の可能性がある
乗っ取りがスパムや不適切な投稿を行うことでフォロワーが離れる可能性があります。
投稿だけでなく、DMやコメント機能を利用して、フォロワーに直接架空請求や詐欺、外部サービスの勧誘を促す可能性もあります。
これにより企業への不信感やセキュリティの甘さへの批判が増大し、炎上につながる可能性も否めません。
X(旧Twitter)の乗っ取り防止ならSNSモニタリングツール「Mimamorn」
企業アカウントが運営するX(旧Twitter)が乗っ取りの被害にあうと、公式アカウントと偽って不適切な投稿がされたり、DMなどで詐欺などへの勧誘が行われたりする可能性があります。
こうした行為はフォロワーに不信感を与える他、機密情報などの漏洩に繋がり、企業の信頼が損なわれる可能性があります。乗っ取りの被害に遭わないためにも、早急に発見・対応できるようアカウントや発信内容をモニタリングしておくことが重要です。
「ミマモルン -Mimamorn-」は、不適切な投稿や情報漏洩などに関連するトラブルを未然に防ぐモニタリングサービスです。
事前登録したキーワードをAIが24時間365日監視するため、トラブルを早期に発見します。X(旧Twitter)やGoogleなど11ものメディアを自動巡回しているので、幅広い範囲での検知が可能です。
毎月作成するリスク状況と企業の評判ステータス分析レポートや、リスク発見時のリスクコンサルティング提供サービスなど、充実した誹謗中傷リスク対策を低コストで導入できます。